子供の頃、物語は誰にとっても「世界への窓」でした。
私たちは、その窓を通して空想と冒険の愉しみを知り、
正義と悪を知り、美しいもの、汚れたもの、喜び・悲しみ
‥‥ありとあらゆる存在、イメージ、感情の価値を知りました。
そしてとりもなおさず、絶望を知って、それに屈せず、 希望を忘れぬ情熱を学んできたと思います。
21世紀の現在。
世界は、かつて思われていたよりも
ずっと複雑で御しがたく、明るくはないように見えます。
未来への見通しは曖昧となり、
絶望の原因も、希望の根拠も不確かになりつつあります。
しかし、そのような今だからこそ「物語の力」が、
これまで以上に必要とされるはずです。
わたしたちスタジオモナドは、
まさに今、そのような世界で新しい息吹を呼吸しなければならない21世紀の思春期の少年少女にとって
「想像力をかきたててやまないファンタジー」
「どんな状況でも希望を感じることのできる根拠となるような物語」
を、創造・提供していく集団として、社会に貢献していくことを目的としています。